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◆職長・安全衛生責任者講習◆
2019.02.26
こんにちは!
先日『職長・安全衛生責任者講習』が行われ、弊社の監督も受講してきました。
まず『職長・安全衛生責任者講習』とはどういった講習なのか・・・
職長の職務に就いている者、または安全衛生責任者に選任されている者、職長の職務に就く予定の者、
または安全衛生責任者に選任される予定の者を対象にした研修です。
建設現場等で直接労働者を指揮する「職長」(弊社においては現場監督のことですね)は、
労働者の健康と安全を確保する上で大変重要な立場にあり、労働安全衛生法では、
事業者は職長等に対し安全衛生教育(職長教育)を行うよう規定されているのです(@_@)
この講習では、私たちが日々リスクと隣り合わせの中作業をしているということ、
そこで働く業者さん等の安全を確保をするために、
私たちが危険予測をどこまでできているかという内容を自覚し、
現場で教育していくことを主に学んで来ました!!
具体的な内容としては・・・
アメリカの保険会社の技術・調査副部長ハインリッヒが労働災害の発生確率を調査分析した結果、
『1件の重傷災害が発生している現場では、その背景に29件の軽傷災害があり、幸い傷害になっていないものが300件起きている』
と報告した【ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)】などが取り上げられました。
日ごろ現場ではヒヤリとしたり、ハッとする事故が発生していますが、
傷害を伴わない「ヒヤリハット」が積み重なった時、大きな事故に発展するのです。
常日頃から小さな「ヒヤリハット」を見逃さず、職長がそれにいち早く気づき、
対応・対策していくことが事故を未然に防ぐ一歩となります。
しかし、職長が実際に現場で作業する業者さん方に一方的に指示・指導するだけではなく、
業者さん方自身の安全衛生に関する関心を高め、心がけて作業をしてもらうよう努めなければなりません。
そのため、角建では季節ごとに年4回の業者ミーティングを開いています。
最初のころは全体でやっていたミーティングも今では細かくグループに分け、こちらの声も届きやすく
業者さんの方からの声も受け取りやすい環境の中、現場で起きた不具合や事例、お客様からのご指摘を話し合い、
改善方法をお互いに共有する活動も行っています。
業者ミーティングでは、問題意識を持ってもらうこともひとつですが、
個人に働きかけることが目的ではなく、集団で考えてもらうことで競争意識が働き、よい創意工夫が生まれ
それを災害活動に活かす事が目的です。
まだまだ、理想ばかりの実情ではありますが、発言する人はいつも一緒。。。にならないように
私たちにも課題はあります。
『家を建てたい』という皆様の夢を叶えるために私たちもこのような研修をうけることで一旦立ち止まり、
胸に手を当て自分の行動、言動を振り返り反省し、喜んでいただけた経験もご迷惑をおかけしてしまった経験も含めて
日々努力をしたいと思っております。
今回講習をうけた工事責任者には、『職長・安全衛生責任者教育 修了証』の資格をいただきました。